行橋市議会 > 2016-03-01 >
03月01日-01号

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  1. 行橋市議会 2016-03-01
    03月01日-01号


    取得元: 行橋市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-13
    平成28年 3月 定例会(第19回)            平成28年3月第19回行橋市議会               定例会会議録(第1日)1 日 時 平成27年3月1日(火)1 出席議員 別紙のとおり1 その他の出席者 (ア)職務のため出席した事務局職員   議会事務局     局 長 米 谷 友 宏             次 長 松 尾 一 樹            議事係長 篠 田 浩 平            庶務係長 吉 兼 三 佳             書 記 田 中 雅 俊 (イ)地方自治法第121条により出席した市職員    別紙のとおり1 本日の会議に付した案件及びその結果    別紙のとおり1 議事の経過    別紙速記録のとおり     平成28年3月第19回行橋市議会定例会議員出席表[第1日]                      平成28月 3月 1日(火)┌───┬───────┬───┐ ┌───┬───────┬───┐│席 順 │ 氏   名 │出 欠 │ │席 順 │ 氏   名 │出 欠 │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 1 │井 上 倫太郎│ ○ │ │ 12 │藤 本 廣 美│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 2 │小 坪 慎 也│ ○ │ │ 13 │鳥井田 幸 生│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 3 │工 藤 政 宏│ ○ │ │ 14 │田 中 建 一│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 4 │村 岡 賢 保│ ○ │ │ 15 │横 溝 千賀子│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 5 │藤 木 巧 一│ ○ │ │ 16 │城 戸 好 光│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 6 │諫 山   直│ ○ │ │ 17 │       │   │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 7 │小 原 義 和│ ○ │ │ 18 │吉 永   直│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 8 │大 野 慶 裕│ ○ │ │ 19 │宇 戸 健 次│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 9 │西 岡 淳 輔│ ○ │ │ 20 │豊 瀬   尉│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 10 │大 池 啓 勝│ ○ │ │ 21 │德 永 克 子│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 11 │澤 田 保 夫│ ○ │ │   │       │   │└───┴───────┴───┘ └───┴───────┴───┘         平成28年3月第19回行橋市議会定例会[第1日] 地方自治法第121条により出席した者                                 平成28年 3月 1日(火)┌───────────┬───────┬──┬───────────┬───────┬──┐│     職 名   │  氏  名  │出欠│    職 名    │  氏  名  │出欠│├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│市長         │田 中   純│○ │地域福祉課長     │橋 本   明│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│副市長        │松 本 英 樹│○ │障がい者支援室長   │津 坂 咲 江│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│副市長        │山 本 英 二│○ │子ども支援課長    │上 原 圭 三│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│教育長        │笹 山 忠 則│○ │生活支援課長     │田 原 康 行│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│総務部長       │灰 田 利 明│○ │介護保険課長     │中 村 浩 行│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│市民部長       │進 谷   稔│○ │土木課長       │新 家 敏 克│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│福祉部長       │山 口 眞一郎│○ │都市政策課長     │和 田 雄 二│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│都市整備部長     │平 井 祐 二│○ │建築政策課長     │西   義 孝│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│産業振興部長     │鹿 島 英 樹│○ │農林水産課長     │林   善 弘│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│環境水道部長     │小 森 孝 義│○ │商業観光課長     │唐 﨑 欽 五│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│教育部長       │坪 根 義 光│○ │企業立地課長     │宮 下 義 幸│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│消防長        │白 川 達 也│○ │上水道課長      │杉 本 吉 満│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│総務部参事      │寺 尾 一 紀│  │下水道課長      │中 原 和 美│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│消防次長消防署長  │髙 橋 一 文│○ │環境課長       │井 上 淳 一│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│総務課長       │梅 林 豊 実│○ │環境課参事      │菊 池 慎 一│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│防災危機管理室長   │岡 野 雅 幸│  │環境課事業所長    │岩 本 文 秀│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│総合政策課長     │穴 繁 利 雄│○ │会計管理者会計課長 │吉 田   実│○ │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│基地対策室長     │丸 山   剛│  │選挙管理委員会事務局長│野 本   誠│○ │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│財政課長       │黒 田 純 一│○ │農業委員会事務局長  │辻  英  樹│○ │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│情報政策課長     │石 井 健 治│  │監査委員事務局長   │渡 辺 浄 美│○ │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│契約検査課長     │龍 王 憲 和│  │教育政策課長     │山 門 裕 史│○ │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│人権政策課長     │岡 田 正 二│  │学校教育課長     │中 村 愛 晴│○ │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│税務課長       │池 永 正 行│  │指導室長       │神 原 修 一│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│総合窓口課長     │岡 田 公美子│  │指導室次長      │山 本 有 一│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│市民相談室長     │置 鮎 保 之│  │生涯学習課長     │有 松 正 一│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│国保年金課長     │木 野 雅 博│  │文化課長       │亀 田 秀 雄│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│収納課長       │岩 本 秀 夫│  │文化課参事      │小 川 秀 樹│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│権管理課長      │松 本 正 弘│  │           │       │  │└───────────┴───────┴──┴───────────┴───────┴──┘            平成28年3月第19回行橋市議会定例会              議  事  日  程[第1日]                             (平成28年 3月 1日)日程第1 会期並びに議事日程の決定日程第2 諸般の報告日程第3 市政に対する説明日程第4 提出議案の上程、提案理由の説明 1.報告第1号 議会の議決により指定された市長の専決処分事項についての         専決処分の報告について 2.議案第2号 行橋市行政不服審査法に基づく審査請求に関する手続を定め         る条例の制定について 3.議案第3号 行橋市消費生活条例の制定について 4.議案第4号 行橋市職員退職手当支給条例の一部を改正する条例の制定に         ついて 5.議案第5号 行橋市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定         について 6.議案第6号 行橋市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償に関す         る条例の一部を改正する条例の制定について 7.議案第7号 行橋市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正す         る条例の制定について 8.議案第8号 行橋市行政手続条例等の一部を改正する条例の制定について 9.議案第9号 行橋市固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例の         制定について 10.議案第10号 行橋市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の一部を         改正する条例の制定について 11.議案第11号 行橋市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について 12.議案第12号 行橋市水道及び公共下水道企業職員の給与の種類及び基準に         関する条例の一部を改正する条例の制定について 13.議案第13号 連携中枢都市圏北九州都市圏域の形成に係る北九州市との連         携協約の締結に関する協議について 14.議案第14号 行橋市集会所の指定管理者の指定について 15.議案第15号 行橋市共同利用施設指定管理者の指定について 16.議案第16号 行橋市共同育苗施設指定管理者の指定について 17.議案第17号 土地の取得についての議決の一部変更について 18.議案第18号 平成27年度行橋市一般会計補正予算について 19.議案第19号 平成27年度行橋市国民健康保険特別会計補正予算について 20.議案第20号 平成27年度行橋市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予         算について 21.議案第21号 平成27年度行橋市・苅田町・みやこ町介護認定特別会計補         正予算について 22.議案第22号 平成27年度行橋市介護保険特別会計補正予算について 23.議案第23号 平成27年度行橋市農業集落排水事業特別会計補正予算につ         いて 24.議案第24号 平成27年度行橋市後期高齢者医療特別会計補正予算につい         て 25.議案第25号 平成27年度行橋市水道事業会計補正予算について 26.議案第26号 平成27年度行橋市公共下水道事業会計補正予算について 27.議案第27号 平成28年度行橋市一般会計予算について 28.議案第28号 平成28年度行橋市国民健康保険特別会計予算について 29.議案第29号 平成28年度行橋市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算に         ついて 30.議案第30号 平成28年度地方卸売市場行橋魚市場特別会計予算につい         て 31.議案第31号 平成28年度行橋市・苅田町・みやこ町介護認定特別会計予         算について 32.議案第32号 平成28年度行橋市介護保険特別会計予算について 33.議案第33号 平成28年度行橋市農業集落排水事業特別会計予算について 34.議案第34号 平成28年度行橋市後期高齢者医療特別会計予算について 35.議案第35号 平成28年度行橋市水道事業会計予算について 36.議案第36号 平成28年度行橋市公共下水道事業会計予算について               平成28年3月1日(1)               開議 10時00分 △日程第1 会期並びに議事日程の決定 ○議長(宇戸健次君)  おはようございます。定足数に達していますので、ただいまから平成28年3月第19回行橋市議会定例会を開会いたします。 これより、本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元配付のとおりといたしますので、御了承願います。 日程第1 会期並びに会期中の議事日程について、議題といたします。本件につきましては、議会運営委員会で協議願っていますので、委員長から報告を願います。議会運営委員会委員長。 ◆9番(西岡淳輔君)  おはようございます。去る2月26日に議会運営委員会を開き、会期並びに議事日程について協議を行いましたので、その結果を御報告いたします。 本定例会の会期は、本日から3月23日までの23日間といたします。 次に、本会議日は、3月1日、7日から9日まで、及び23日の5日間、委員会日は、3月9日から11日まで、14日から18日まで、及び22日の9日間とし、委員会ごとに付託議案の審査を願うことといたします。 また、3月2日から5日まで、12日から13日まで、及び19日から21日の10日間は休会といたします。なお、会期中における会議の予定は、お手元に配付いたしております議事日程表のとおりであります。 以上のとおり協議が整いましたので、議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。 △日程第2 諸般の報告 △日程第3 市政に対する説明 ○議長(宇戸健次君)  報告は終わりました。報告のとおり御了承願います。 日程第2 諸般の報告を行います。報告事項につきましては、お手元配付のとおりといたしますので、御了承願います。 日程第3 市政に対する説明を、市長から受けることといたします。 田中市長。 ◎市長(田中純君)  皆さん、おはようございます。本日ここに平成28年3月定例会を招集いたしましたところ、議員各位には、公私共に御多用のところ御臨席を賜り、誠にありがとうございます。 本定例会は、平成28年度の市政運営となる予算をはじめ、多くの重要案件について、御審議をお願いするにあたり、今後の市政に関する私の所信を申し上げ、議員各位をはじめ、市民の皆様方の御理解と、より一層の御協力をお願い申し上げる次第でございます。 世界経済を牽引してきた中国経済の減速が懸念されるところではありますが、OECDは、中国経済の減速はあるものの今後2年間は世界経済の回復は続く、とのやや楽観的な見通しを発表しているところでございます。 一方、日本経済は、景気の緩やかな回復基調が続いているものと見られ、特に北九州・京築管内においても同様に推移していると見られております。しかし、日銀が物価上昇率2%を目標に異例のマイナス金利政策を打ち出して以降、一時的な効果が見られたものの円相場が不安定なことや株価の急落など、先行きの不透明感は拭えない状況となっています。さらに日銀北九州市支店が発表いたしました北九州・京築管内における経済概況でございますが、北九州・京築地区の経済は、緩やかな回復と推定をされております。 我が国は、世界に例を見ない急速な人口減少と超高齢社会を迎える中、今後も安心して暮らせる国であるためには、年金、医療、介護をはじめとする社会保障制度改革などの重要な課題を着実に進めていくことが強く求められております。 国全体の人口減少、東京一極集中、地域経済の停滞を踏まえた地方創生につきましては、国、県、市町村それぞれが策定した人口ビジョン総合戦略を連携させ、縦割りと横の重複を排しながら人口減少を食い止め、地方の可能性を引き出し、その活力を回復させる試みであり、まちづくり当事者の自覚と自助努力の覚悟を改めて促すものであります。 今回の地方創生の機運は、高齢化が進行する一方で若者人口の流出が止まらず、産業やコミュニティーの疲弊等に直面しているという現実に、国を挙げて挑戦するとされた好機であり、国や県に依存するのではなく、市町村において自ら到達点を決定し自らの責任でこれを目指す努力が、今、問われているところでございます。 こうしたことを踏まえまして、本市におきましては、地域の資源や特性を生かした産業振興やスポーツイベントをはじめ、学校教育施設の整備による教育環境の充実など、人口減少対策を見据えたまちづくりに取り組んでいるところであります。平成27年度に実施された国勢調査の速報値では、不確定ながら本市の人口は7万601人であり、5年前の調査より133人とは言え、福岡県の東海岸地域では、唯一人口が増加しているところでございます。引き続き本市の最重要課題であります人口減少問題を克服して、持続可能な都市として最も効果が期待できる方策を重点戦略として位置づけるとともに、この重点戦略をベースに、行橋市まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定し、人口減少対策などに取り組むこととしたところであります。 平成28年度は、重点的に取り組む施策を明確化し、着実に実施していくとともに、直面する行政課題や多様な市民ニーズに的確に対応しながら実現に向け、持てる力を尽くしてまいります。 さて、本年2月に国が発表しました平成28年度地方財政計画において示された地方の一般財源は、前年度比0.2%増の61兆7千億円程度と見込まれております。また、地方交付税につきましては、景気回復により地方税・地方譲与税が伸びることを想定し、前年度比0.3%減の16兆7千億円となっております。 歳出面につきましては、高齢化に伴う社会保障関係経費の増加等により一般歳出全体で前年度より0.6%増と、依然として増加傾向にあります。 本市の財政状況は、小中学校の施設整備等大型公共事業により市債残高は増加しているものの、実質公債費比率は低減してきております。他自治体との比較におきましても、良好な財政状況ではあると推定いたしますが、行政運営の基本であり自主財源の大きなウェイトを占める市税収入の大幅な伸びは今後も期待できず、地方交付税も減少していくと見込まれております。 平成28年度におきましても、歳入に見合った歳出構造を堅持することを改めて再認識したところでございます。市税や使用料・手数料等自主財源を適切に確保する努力はもちろん、国県補助金等の特定財源に関する情報収集と活用に積極的に取り組んでまいります。 平成28年度当初予算編成にあたりましては、行財政運営改革を着実に実行し、財政体質の健全化に努めつつ、創造性・自律性を高め、限られた財源の重点的な配分と経費支出の効率化に徹し、予算は政策の表現であることを踏まえ、予算編成に当たったところであります。 それでは、平成28年度の主要事業の概要について申し上げます。 最初に、安全安心で災害に強いまちづくりについてでございます。災害発生への備えや安心して歩行できる歩道の整備、渇水のない水の安定供給など、災害に強く、事故や犯罪のない安全安心なまちは、市民の誰もが強く望んでいることでございます。近年の予想を超えた大規模かつ多様化する災害等に備えるため、防災危機管理室におきまして、地域防災力向上のため、消防本部との連携を強化した体制づくりを進めると共に、地域の特性に応じた自主防災組織の設立や育成、避難行動要支援者対策など防災対策の更なる充実、地域の防災施設である消防団格納庫及び防火水槽の整備を図り、地域防災の要である消防団の装備の充実を推進してまいります。 また、あらゆる災害に対応するため最新鋭の消防車両や資機材の配備に努めており、東九州自動車道全面開通を見据え、交通量増加に伴う高速道路における交通事故により懸念される車両火災にも即応できる、泡消火機能を備えた水槽付消防ポンプ自動車の更新配備をはじめ、各種消防資機材を購入する予定といたしております。 また、高齢化に伴う救急需要の増加に対しましては、専従救急隊の増隊を目指し、職員の増員や救急救命士の育成を行うなど、更なる救急体制の拡充に努めてまいります。 また、社会資本整備総合交付金事業におきまして、歩行者の防災・安全を重要視して、通学路を中心に歩道整備を進めているところであります。行橋市立泉小学校の通学路でもあります市道前田綿打線は、国道496号と県道長尾稗田平島線を結ぶ路線であり車の交通量が多いことから、平成27年度から歩道を含めた道路の拡幅事業に着手しております。平成28年度は、家屋の物件調査及び用地買収を行う予定であり、早期完成に向け鋭意努力してまいります。 上水道につきましては、本年1月の記録的な寒波に伴う水道管の破裂による、水圧低下等が発生しましたが、これらの不測の事態等への対応はもとより引き続き計画的かつ効率的な施設・設備の更新・改良を図ります。なお、平成28年度では安全で安定した給水体制の構築のため配水池築造工事に着手いたします。 下水道事業につきましては、平成27年度末での行橋地区の整備率は84.2%、行事地区は18.1haの整備区域の拡大によりまして、整備率は45.8%となる見込みであります。平成28年度も行事地区の面整備を重点的に進め、全体で14haの面整備を計画し、整備率57%を予定いたしております。 また、近年の集中豪雨等による浸水対策に関しましては、北部雨水幹線の工事が平成27年度で完了予定であり、コスタ周辺における、みやこ雨水幹線につきましては、平成27年度に用地買収を終了し、平成28年度から調整池建設工事の着手を予定しております。 また、市民の安心安全なくらしを守る消費相談につきまして、本市では、1市2町による消費生活相談業務を行っておりますが、相談件数は年々増加の一途をたどり、ますます消費生活相談事業の充実が必要となってきております。悪質化・巧妙化・複雑化する悪質業者から消費者を守るため、出前講座の実施や啓発活動を積極的に行い、市民の安心安全な消費生活の向上に取り組んでまいります。 次に、適正な土地利用の推進と住環境の充実についてでございます。これから我が国が直面する人口減少社会、少子高齢社会に備え、地域の自然的、社会的特性に配慮したコンパクトなまちづくりに引き続き取り組んでまいります。 まず、コンパクトなまちづくりを進めるための基本計画となる立地適正化計画の策定を平成27年度から既に着手しており、医療・福祉・商業等の都市機能を誘導する都市機能誘導区域を平成28年度末までに、またサービスやコミュニティーが持続できるように居住を誘導する居住誘導区域を平成30年度末までに設定していく予定であります。今後、市民の皆様に御理解いただけますよう丁寧に説明してまいりたいと考えております。 中心市街地の活性化事業として、中心拠点であります行橋駅周辺、特に駅東口地区の活性化事業を引き続き進めてまいります。 旧ミラモーレ跡地活用事業につきましては、図書館機能を中心とした複合施設を建設するために、平成27年度は測量・調査を実施し、平成28年度から駐車場用地の取得に取り掛かる予定でございます。 県道行橋停車場線の整備につきましては、県事業として平成27年8月に都市計画道路事業の事業認可を受け、事業着手となりました。県では、平成28年度は、道路詳細設計、補償物件調査と一部用地買収を予定しております。市といたしましても、事業の実施には全面的に協力してまいる所存でございます。 次に、道路の整備についてでございます。企業活動の推進上、重要となる主要地方道門司行橋線の整備に関連する、市道文久・上新地線整備につきましては、用地買収を進め、県への要望もあわせて早期完成に向けて努力してまいります。 次に、農林水産についてでございます。農用地の利用に関する計画的な推進のため、新たに農業振興地域整備計画の見直しに取り組んでまいります。 水産業につきましては、水産物の安定供給や漁港機能の向上を図るため、引き続き漁港の整備を進め、漁港施設の老朽化対策や長寿命化を図るため、新たに水産物供給基盤機能保全事業に取り組んでまいります。 農業・水産業共通の取り組みといたしまして、地域の活性化の観点から農林水産物のブランド化や、生産から加工、販売までの第6次産業化につきましても積極的に進めてまいります。 次に、商業・中小企業振興についてでございます。魅力ある個店づくりを目指し勉強会を行ったことによりまして、集客につながる改善が徐々に進んでおります。また、市内の創業を促進するため、商工会議所と連携した創業セミナーの開催や相談窓口の強化等、創業者の支援体制を整備していきます。 次に、観光の振興についてでございます。行橋市の魅力である、自然、歴史、食などの資源を活用して魅力的な観光地域づくりを推進するために、核となって事業を担う行橋市観光協会の組織体制の確立や人材育成等の支援を行います。 また、平成27年度に実施いたしましたビーチバレーボールフェスタ及びシーサイドハーフマラソンは大変好評であり、市内外から多くの皆様に来ていただき、行橋市の魅力を知っていただけたのではないかと思っております。平成28年度も引き続き行い、より多くの皆様に行橋の魅力を知っていただけるようPRを図り、海岸地域の観光資源化、活性化に取り組み、沓尾地域の観光地整備や長井浜のイベントを支援するとともに、観光ポータルサイトや観光パンフレットなどにより市のPRに努めてまいります。 企業の誘致についてでございます。若者世代の市外への流出を抑止し、定住人口を増やすためには、新たな企業を誘致し、雇用を創出することは重要施策の一つであると考えております。稲童工業団地におきましては、昨年、自動車関連企業1社が新たに立地したほか、既存工場の増設も進んでいるところであります。 また、東九州自動車道の全面開通の見通しが立つ中、本市の優位性を最大限にPRしながら、残りの4.7haの未売却用地の早期分譲に向け企業誘致を推進し、新たな雇用を創出する努力をしてまいります。 次に、環境・エネルギー政策についてでございます。一昨年、本市の豊かな自然や、かけがえのない地球環境をより良好なものとして次世代に引き継ぐため、環境に負荷をかけない次世代自動車の普及を目的とした、次世代自動車普及推進都市宣言を行い、平成27年度から次世代自動車購入のための補助制度として次世代自動車等導入補助事業を実施いたしました。平成28年度からは、この補助事業に加えまして、行橋市内の集合住宅を所有されている方に対し、電気自動車の充電器を設置する際の補助制度を新たに創設いたしまして、次世代自動車のさらなる普及を図る予定といたしております。 次に、国保年金についてでございます。国民健康保険制度につきましては、昨年5月に国民健康保険法が改正されました。1961年に国民健康保険法が改正され、国民皆保険体制が確立されてから約50年ぶりの大きな改革が行われたわけであります。 平成30年度以降の都道府県単位の広域化と国による財政支援の拡充が示されておりますが、本市におきましては、国保特別会計の赤字体質からの早急な脱却が重要な問題であると考えているところであります。今後は、広域化に伴って県から示されます、標準保険税率を見据えた適切な保険税賦課の在り方と医療費の適正化に向けた保険事業の推進を行ってまいります。 次に、福祉行政についてでございます。第2期地域福祉計画は平成29年度末を計画期間としておりますが、この計画が高齢者、障がい者、児童等の各分野の計画に共通する理念を明示する計画であることから、それらの計画期間との整合性を図るため、1年前倒しで見直しを行い、第3期地域福祉計画を策定いたします。これらの計画により引き続き地域福祉の推進を図ってまいります。 現在、集団のみで実施している各種がん検診のうち、子宮頸がん検診並びに乳がん検診におきまして個別検診を取り入れるなど、今よりも受診しやすい環境を整え、受診率の向上に努めてまいります。 子育て支援でございます。行橋市子ども子育て支援事業計画に基づいて、質の高い幼児期の学校教育・保育を総合的に提供し、地域の子ども・子育て支援を充実させてまいります。 全国的に問題となっている待機児童解消対策といたしまして、単独事業であります保育士給与処遇改善事業として私立保育園に対し、保育士給与処遇改善補助金を平成27年度実施いたしました。保育士の確保に一定の成果がでていることから、平成28年度も保育士給与処遇改善事業を継続し、保育士の新規雇用及び離職防止対策を図り待機児童解消対策を図ってまいります。 次に、母子保健事業につきましては、核家族化の進行により、子育て経験の継承不足や、子育てを支える環境の変化により、家庭での養育能力が低下している現状を踏まえ、保健師等が早期から関わり、子育て支援を行ってまいります。 新生児訪問や乳幼児健診を通じて、保健師等の専門職が正しい知識の提供や指導を実施し、子どもの成長を促す手伝いに積極的に関わってまいります。あわせて子どもの年齢に沿った発育や発達、食事など子育てに関する相談や講座の充実を図り、子育てを支援する体制の強化を進めてまいります。 また、行橋市子育て支援センターを開放し、子育てママの交流と情報発信の場として多くの方に活用していただくよう、利用しやすい環境整備にも努めてまいります。 次に、教育・文化についてでございます。小中学校における体育館非構造部材耐震化事業でございますが、平成28年度は、行橋南小学校ほか7小学校及び長峡中学校の耐震化工事を実施する予定でございます。 夏季の暑さ対策として空調整備工事でございますが、稗田小学校、今川小学校及び中京中学校につきましては、平成28年度完了予定でございます。平成28年度からの新規工事といたしまして、行橋南小学校、今元小学校の工事に着手する予定でございます。 老朽化した学校施設の整備事業としまして、仲津中学校の校舎建替工事を継続して行い、平成28年度は、本館棟の建築工事を行う予定でございます。また、快適で衛生的な教育環境整備を推進するため、蓑島小学校及び行橋中学校ほか4中学校のトイレ改修工事を行うとともに、仲津中学校を除く5中学校の給食配膳室の整備を行う予定でもございます。 また、平成18年度に全小中学校に設置いたしましたAEDが、耐用年数を迎えることから全小中学校のAEDを更新する予定としております。 平成27年度に実施いたしましたビーチバレーボールフェスタ及びシーサイドハーフマラソンは、海岸地域の観光資源化、活性化に取り組む一つの方向性が見えたのではないかと考えております。今後もビーチスポーツや生涯スポーツを推進し、またスポーツを通じ、子どもたちの健全育成に寄与してまいります。 総合公園内生涯学習施設の管理運営について、平成28年4月1日から新たに民間企業を指定管理者に指定いたします。民間のノウハウを最大限に活用しながら、新しく供用開始する人工芝サッカー場を含め、施設の稼働率や利用者、利便性の向上を図ってまいります。 市民一人一人が自分の生き方を大切にし、心のゆとりや生きる喜びなど精神的な豊かさを実感できるように、また子どもたちの豊かな感性が育まれるように、文化・芸術活動を推進していくために、新規事業といたしまして国内外から作品を募集する、ゆくはし公募彫刻展の開催や、地域にゆかりのある音楽家によるミニコンサートの開催に取組んでまいります。 また、昨年の9月に国の重要文化財に指定された稲童古墳群出土品に対して、長く保存展示できるように保存修理を行うとともに、これらを市内外に広く情報発信し、行橋市の歴史や文化をPRしてまいる所存であります。 以上、申し上げましたが、施策を執り行っていくには、人材の育成が要であるということは申し上げるまでもございません。平成27年度は、京都大学に一名の職員を派遣いたしましたが、平成28年度も引き続き、京都大学へ職員を派遣するとともに、財務省、経済産業省、及び福岡県後期高齢者医療広域連合に各一名、また、苅田町に消防職二名の人材派遣を行うこととしております。今後も国や県、市町村等とネットワークを構築し、人材育成を目的とした人事交流を積極的に図ってまいる所存であります。 結びにあたり、現在、政府におきまして、地方創生を最重要課題に掲げ、人口の減少克服と地域の活性化に向けた対策が講じられてきております。本市におきましても、人口減少対策を最重要課題として捉え、これまで以上にあらゆる施策を総動員して、効果的かつ強力に実行していかなければならないと考えております。持続可能な都市を実現していくため、これからも職員一丸となって全力で市政運営に当たってまいります。 重ねて、市民の皆様並びに議員各位の御理解と御協力をお願い申し上げ、施政方針といたします。 △日程第4 提出議案の上程、提案理由の説明 ○議長(宇戸健次君)  以上で、説明を終わります。 日程第4 提出議案の上程を行い、提案理由の説明を受けることといたします。市長より、付議案件として議案36件の提出があっております。 これを一括上程し、議題といたします。 市長に、提案理由の説明を求めます。 田中市長。 ◎市長(田中純君)  改めまして、平成28年3月第19回行橋市議会定例会に提案いたします案件の内容につきまして、御説明申し上げます。 案件は、報告1件、条例11件、協議案件1件、指定管理者の指定3件、議決の一部変更1件、補正予算9件、当初予算10件の計36件につきまして、御審議をお願いするものでございます。 まず、報告第1号の専決処分でございますが、これは、給食費滞納者に対する履行請求に係る訴訟1件分を2月17日付で専決処分したものでございます。 続きまして、議案第2号の条例制定でございますが、これは、行政不服審査法の改正により、不服申立て制度が審査請求に一元化されることから、その手続等について条例で定めるものでございます。 次に、議案第3号の条例制定でございますが、これは、消費者安全法の改正に伴い、消費生活センターの組織及び運営並びに情報の安全管理について、条例で定めようとするものでございます。 次に、議案第4号の行橋市職員退職手当支給条例の一部改正でございますが、これは、給与の総合的見直しによる退職手当調整額の改定及び行政不服審査法の改正による所要の改正を行うものでございます。 次に、議案第5号の行橋市職員の給与に関する条例の一部改正でございますが、これは、給与の総合的見直しを含む人事院勧告に準じた給料表の改定、及び勤勉手当の引き上げ、並びに行政不服審査法の改正による所要の改正を行うものでございます。 次に、議案第6号の条例の一部改正でございますが、これは、地方公務員災害補償法施行令の改正により、補償の調整率の変更を行うものでございます。 次に、議案第7号の条例の一部改正でございますが、これは、地方公務員法の改正に伴い、文言の整理を行うものでございます。 次に、議案第8号及び議案第9号の条例の一部改正でございますが、これらは、行政不服審査法の改正により、所要の改正を行うものでございます。 次に、議案第10号の条例の一部改正でございますが、これは、地方公務員法及び行政不服審査法の改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。 次に、議案第11号の行橋市火災予防条例の一部改正でございますが、これは、対象火気設備等の位置、構造及び管理並びに対象火気器具等の取扱いに関する条例の制定に関する基準を定める省令の改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。 次に、議案第12号の条例の一部改正でございますが、これは、管理職特別勤務手当についての定めを改正しようとするものでございます。 続きまして、議案第13号の連携中枢都市圏北九州都市圏域の形成に係る北九州市との連携協約の締結に関する協議についてでございますが、これは、国が推進する連携中枢都市圏構想に基づき、北九州市が連携中枢都市となり、その近隣市町と連携中枢都市圏北九州都市圏域を形成しようとするものでございます。 続きまして、議案第14号から議案第16号までの指定管理者の指定でございますが、これらは、それぞれ、集会所、共同利用施設、及び共同育苗施設について、指定管理者を指定しようとするものでございます。 続きまして、議案第17号の土地の取得についての議決の一部変更でございますが、これは、前定例会であります平成27年12月議会定例会におきまして議決されました土地の取得案件につきまして、地元との協議の結果、地積等に変更が生じたため、当該議決について一部変更をしようとするものでございます。 続きまして、平成27年度各会計の補正予算につきまして、御説明申し上げます。 まず、議案第18号の一般会計補正予算でございますが、今回の補正は、7億4243万8千円を増額し、歳入歳出予算の総額を、それぞれ275億8103万2千円とするものでございます。 歳出予算の主な内容といたしましては、国において平成27年度補正予算が成立したことを踏まえ、補助金の追加交付に伴いまして、自治体情報セキュリティ強化対策事業、社会保障・税番号制度導入事業、年金生活者等支援臨時福祉給付金支給事業、計3件、約2億9400万円を、また、地方創生加速化交付金に対応する事業といたしまして、観光振興にかかる2事業の経費約7400万円を新たに計上いたしております。また、特別会計への繰出金など、事務事業決算見込みに伴う予算の調製を併せて行ったところでございます。 歳入予算の内容といたしましては、市税、地方消費税交付金、国庫支出金などを計上しているところでございます。 繰越明許費につきましては、国の補正予算に係る事業につきまして、年度内の完了が困難なため5件全ての事業を、また、小中学校の空調整備、仲津中学校整備事業に係る経費について年度内の完了が困難となったため、翌年度に繰り越すものでございます。 債務負担行為につきましては、国の補正に伴い、沓尾漁港整備工事につきまして新規に設定するものです。 次に、議案第19号の国民健康保険特別会計補正予算ですが、今回の補正は、決算見込みに伴い、1億176万2千円を追加するものでございます。 次に、議案第20号の住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算でございますが、今回の補正は、決算見込みに伴い、473万1千円を減額するものでございます。 次に、議案第21号の行橋市・苅田町・みやこ町介護認定特別会計補正予算でございますが、今回の補正は、人事院勧告に伴い、4万2千円を追加するものでございます。 次に、議案第22号の介護保険特別会計補正予算でございますが、今回の補正は、施設介護サービス費等の減額に伴い、1億6919万円を減額するものでございます。 次に、議案第23号の農業集落排水事業特別会計補正予算でございますが、今回の補正は、消費税及び地方消費税納付額並びに事業費の確定に伴うもので、226万3千円を減額するものでございます。 次に、議案24号の後期高齢者医療特別会計補正予算でございますが、今回の補正は、決算見込みに伴うもので、3964万円を減額するものでございます。 次に、議案第25号の水道事業会計補正予算でございますが、今回の補正は、人件費の補正に伴うもので、収益的支出で46万円を追加し、資本的収入で5402万6千円、資本的支出で5397万8千円をそれぞれ減額するものでございます。 次に、議案第26号の公共下水道事業会計補正予算でございますが、今回の補正は、人事院勧告に伴う人件費の増額を行うもので、収益的収入で4万2千円、収益的支出で34万4千円、資本的支出で14万8千円をそれぞれ追加するものでございます。 続きまして、平成28年度各会計の予算につきまして、御説明申し上げます。 まず、議案第27号の一般会計予算の編成につきまして御説明申し上げます。国が策定いたしました平成28年度の地方財政計画について説明いたします。 地方財政計画は、地方自治体の財政運営の指針として国が策定するもので、平成28年度の国の地方財政への対応といたしましては、地方が地方創生等の重要課題に取り組みつつ、安定的に財政運営を行うことができるよう、地方交付税等の一般財源総額について、平成27年度の水準を上回る額を確保することを基本として対応することとされています。このことから、地方の財政需要額を算定する地方一般歳出においては、総額69兆9137億円、前年度比5986億円、0.9%の増で算定されているところでございます。 また、地方一般歳出の増に対応するための財源につきましては、一般財源総額61兆6792億円、前年度比1307億円、0.2%の増となっておりますが、地方交付税、臨時財政対策債については減となっております。また、市税収入などの自主財源におきましても、大幅な増額は見込みがたいことから、引き続き慎重な財政運営を行っていく必要があると考えております。 そこで本市における平成28年度の予算編成に当たりましては、今日まで実施してまいりました事務事業の見直しを継続し、さらなる経費の節減や合理化を図っていくことを基本としながらも、必要な事業については財源を投入し、地域間競争に勝ち抜く競争力ある自治体づくりに向けた予算の編成を行ったところであります。 この結果、平成28年度一般会計歳入歳出総額は、273億3521万4千円となり、前年度比12億8286万5千円、4.9%の増となっております。 歳入予算では、市税において、個人市民税における納税義務者の減により減少を見込んでおりますが、法人市民税については、企業収益の改善、また、固定資産税については、新築家屋や償却資産の増加に伴い、それぞれ増額を見込み、総額74億8213万8千円、対前年度比1億5218万8千円、2.1%の増、地方交付税では、41億915万3千円、対前年度比4億4390万5千円、9.7%の減、また臨時財政対策債では8億3269万5千円、対前年度比1億500万円、11.2%の減を見込んでおります。 歳出の主なものといたしましては、総務費では、一般行政経費のほかに、公共施設等総合管理計画策定事業、市民会館解体事業、電算システムの更改に要する経費、各種選挙に要する経費などを計上しております。 民生費では、社会福祉対策として、自立支援及び重度障害者医療給付事業、障害福祉サービス事業、障害者自立支援認定事業、臨時福祉給付金に要する経費などを、児童福祉対策として、子ども医療費支給事業、保育士処遇改善事業、施設型・地域型保育給付措置事業、児童クラブに要する経費、子育て支援予防接種事業、児童発達支援事業などを計上しております。また、老人福祉対策としましては、老人保護事業、敬老祝金事業などを計上しております。 衛生費では、健康づくり対策として、健康増進事業や食生活改善事業、がん検診総合支援事業、インフルエンザや成人用肺炎球菌の予防接種事業を、環境対策として、合併処理浄化槽設置の補助を行う生活雑排水処理施設設置補助事業、音無苑施設整備事業、ごみ処理事業、次世代自動車普及事業などを計上しております。 労働費では、サンワークゆくはしの管理運営経費、企業誘致に要する経費などを計上しております。 農林水産業費では、一般農業用施設整備事業をはじめ、農業振興地域整備計画見直し事業、農業者育成支援事業や土地改良施設維持管理適正化事業、農村環境整備事業などに要する経費を、また漁港関連として漁港施設の長寿命化を図る水産物供給基盤機能保全事業のほか、沓尾漁港、稲童漁港、蓑島漁港の整備事業などを計上しております。 商工費では、海岸地域観光振興検討事業、広域消費生活相談事業、行橋プレミアム商品券事業などを計上しております。 土木費では、旧ミラモーレ跡地活用事業、立地適正化計画策定事業、行橋停車場線拡幅事業、都市公園長寿命化事業、JR行橋駅高架橋耐震補強事業、公営住宅の維持管理に係る経費を、消防費では、消防車両等配備事業、防火衣更新事業、高速道路対応消防機材整備事業、防火水槽、防災倉庫整備事業などの経費を計上しております。 教育費では、まず、学校関係では、防災食育センターの運営に要する経費、小中学校トイレ整備事業や、中学校給食配膳室整備事業、仲津中学校整備事業、小中学校空調整備事業、小中学校体育館非構造部材改修事業、中学校教科書見直し事業やAED更新事業を、社会教育費では、研修センター空調改修事業、公民館施設管理費、各種教育講座、蒸気機関車廃車事業、ビエンナーレゆくはし2017に要する経費を、また、保健体育費では、ビーチバレー大会やマラソン大会をはじめ、各種スポーツ大会に対する負担金・補助金や、体育施設の改修に要する経費などを計上しております。 諸支出金では、特別会計への繰出金などを計上いたしております。また、債務負担行為といたしまして、庁舎維持管理及び保守整備委託料他6件を計上いたしております。 これらの事業の遂行に要する財源としては、市税、約74億8214万円、地方消費税交付金、約12億9951万円、地方交付税、約41億915万円、国県支出金、約83億5356万円、繰入金、約7億5981万円、市債、約28億5520万円、その他、約24億7584万円を計上しているところでございます。 次に、議案第28号の国民健康保険特別会計予算でございますが、予算総額を95億8495万9千円とし、総務費、保険給付費、後期高齢者支援金、前期高齢者納付金、老人保健拠出金、介護納付金、共同事業拠出金、保健事業費などを計上いたしております。 次に、議案第29号の住宅新築資金等貸付事業特別会計予算でございますが、予算総額を871万8千円とし、一般会計への繰出金などを計上いたしております。 次に、議案第30号の地方卸売市場行橋魚市場特別会計予算でございますが、予算総額を3119万9千円とし、一般管理費及び施設管理費を計上いたしております。 次に、議案第31号の行橋市・苅田町・みやこ町介護認定特別会計予算でございますが、予算総額を3250万2千円とし、介護認定審査会委員報酬、費用弁償及び職員の給料などを計上いたしております。 次に、議案第32号の介護保険特別会計予算でございますが、予算総額を55億1654万2千円とし、介護・介護予防サービス費等の保険給付費、地域支援事業費及び事務費などを計上いたしております。 次に、議案第33号の農業集落排水事業特別会計予算でございますが、予算総額を7598万1千円とし、受益者分担金や施設使用料の徴収に係る事務経費、処理場の維持管理費、農業集落排水接続工事費、及び政府資金等の借入れに対する元利償還費などを計上いたしております。 次に、議案第34号の後期高齢者医療特別会計予算でございますが、予算総額を9億6530万2千円とし、総務費、後期高齢者医療広域連合納付金などを計上いたしております。 次に、議案第35号の水道事業会計予算でございますが、収益的収支におきましては、収入13億9786万1千円、支出11億2612万円を計上いたしております。主な収入といたしましては、水道使用料、水道納付金を、主な支出といたしましては、浄水場や配水管の維持管理費、水道施設の減価償却費及び借入金に対する支払利息を計上いたしております。 また、資本的収支におきましては、収入2億5749万7千円、支出7億2489万円を計上いたしております。主な収入といたしましては、事業に係る国庫補助金、企業債及び工事負担金を、主な支出といたしましては、第5次拡張事業、老朽管更新事業、重要給水施設配水管事業、下水道工事に伴う水道切回し工事費、及び借入金の支払元金を計上いたしております。 最後に、議案第36号の公共下水道事業会計予算でございますが、収益的収支におきましては、収入8億9898万5千円、支出8億8734万1千円を計上いたしております。主な収入といたしましては、下水道使用料及び他会計負担金を、主な支出といたしましては、下水道使用料徴収事務に係る負担金、処理場やポンプ場の維持管理費、下水道施設の減価償却費及び借入金に対する支払利息を計上いたしております。 また、資本的収支におきましては、収入8億4203万5千円、支出9億2938万8千円を計上いたしております。主な収入といたしましては、事業に係る国庫補助金、企業債、工事負担金、他会計補助金及び他会計負担金を、主な支出といたしましては、受益者負担金の徴収に係る事務経費、面整備管の敷設工事費及び借入金の支払元金を計上いたしております。 以上、今回提案いたしました案件の概要につきまして御説明申し上げましたが、いずれも市政運営上、重要な案件でございますので、よろしく御審議を頂きまして、御賛同賜りますよう、お願い申し上げます。 ○議長(宇戸健次君)  説明は終わりました。 以上で、本日の日程は全て終了しました。 本日の会議は、これをもって散会いたします。             (執行部一同、起立、礼あり)               散会 10時50分            平成28年3月第19回行橋市議会定例会             会 期 並 び に 議 事 日 程 表                    ┌────────┬──┬──────┬─────────────────────────┐│  月 日   │曜 │会 議   │議  事  日  程               │├────────┼──┼──────┼─────────────────────────┤│        │  │      │開 会                      ││        │  │      │会期並びに議事日程の決定             ││        │  │本会議   │諸般の報告                    ││  3月 1日 │火 │      │市政に対する説明                 ││        │  │      │提出議案の上程、提案理由の説明          ││        │  │      │散 会                      ││        │  ├──────┼─────────────────────────┤│        │  │      │※請願・陳情・要望の提出(午後5時まで)     │├────────┼──┼──────┼─────────────────────────┤│  3月 2日 │水 │休 会   │                         │├────────┼──┼──────┼─────────────────────────┤│  3月 3日 │木 │休 会   │                         │├────────┼──┼──────┼─────────────────────────┤│  3月 4日 │金 │休 会   │                         │├────────┼──┼──────┼─────────────────────────┤│  3月 5日 │土 │休 会   │                         │├────────┼──┼──────┼─────────────────────────┤│  3月 6日 │日 │休 会   │                         │├────────┼──┼──────┼─────────────────────────┤│        │  │      │開 議                      ││  3月 7日 │月 │本会議   │一般事務に関する質問               ││        │  │      │散 会                      │├────────┼──┼──────┼─────────────────────────┤│        │  │      │開 議                      ││        │  │本会議   │一般事務に関する質問               ││  3月 8日 │火 │      │散 会                      ││        │  ├──────┼─────────────────────────┤│        │  │      │※議案に対する質疑通告(午後4時まで)      │├────────┼──┼──────┼─────────────────────────┤│        │  │      │開 議                      ││        │  │本会議   │一般事務に関する質問               ││        │  │      │議案に対する質疑、議案の委員会付託        ││  3月 9日 │水 │      │散 会                      ││        │  ├──────┼─────────────────────────┤│        │  │委員会   │(付託事案審査)                 ││        │  ├──────┼─────────────────────────┤│        │  │      │※決議・意見書の提出(午後5時まで)       │├────────┼──┼──────┼─────────────────────────┤│  3月10日 │木 │委員会   │(付託事案審査)                 │├────────┼──┼──────┼─────────────────────────┤│  3月11日 │金 │委員会   │(付託事案審査)                 │├────────┼──┼──────┼─────────────────────────┤│  3月12日 │土 │休 会   │                         │├────────┼──┼──────┼─────────────────────────┤│  3月13日 │日 │休 会   │                         │└────────┴──┴──────┴─────────────────────────┘┌────────┬──┬──────┬─────────────────────────┐│  月 日   │曜 │会 議   │議  事  日  程               │├────────┼──┼──────┼─────────────────────────┤│  3月14日 │月 │委員会   │(付託事案審査)                 │├────────┼──┼──────┼─────────────────────────┤│  3月15日 │火 │委員会   │(付託事案審査)                 │├────────┼──┼──────┼─────────────────────────┤│  3月16日 │水 │委員会   │(付託事案審査)                 │├────────┼──┼──────┼─────────────────────────┤│        │  │      │(付託事案審査)                 ││  3月17日 │木 │委員会   ├─────────────────────────┤│        │  │      │※決議・意見書に対する質疑の発言通告(午後5時まで)│├────────┼──┼──────┼─────────────────────────┤│        │  │      │(付託事案審査)                 ││  3月18日 │金 │委員会   ├─────────────────────────┤│        │  │      │※決議・意見書の字句修正(午後5時まで)     │├────────┼──┼──────┼─────────────────────────┤│  3月19日 │土 │休 会   │                         │├────────┼──┼──────┼─────────────────────────┤│  3月20日 │日 │休 会   │                         │├────────┼──┼──────┼─────────────────────────┤│  3月21日 │月 │休 会   │                         │├────────┼──┼──────┼─────────────────────────┤│  3月22日 │火 │委員会   │(付託事案審査)                 │├────────┼──┼──────┼─────────────────────────┤│        │  │      │開 議                      ││        │  │      │審査終了事案の上程、               ││  3月23日 │水 │本会議   │委員長報告、質疑、討論、採決           ││        │  │      │会議録署名議員の指名               ││        │  │      │閉 会                      │└────────┴──┴──────┴─────────────────────────┘            平成28年3月第19回行橋市議会定例会            議   会   報   告   事   項                              (平成28年 3月 1日)平成27年12月 1日(火) 全員協議会12月 1日(火) 議会改革推進特別委員会12月 2日(水) 行橋市明るい選挙推進大会12月 5日(土) 行橋市社会福祉大会12月14日(月) 市議会だより編集委員会12月22日(火) 議会運営委員会12月28日(月) 仕事納め式平成28年 1月 4日(月) 仕事始め式 1月 7日(木) 行橋商工会議所賀詞交歓会 1月 8日(金) 築城基地賀詞交換会(築上町) 1月10日(日) 行橋市消防出初式 1月10日(日) 行橋市成人式 1月17日(日) 築上町制施行10周年記念式典(築上町) 1月18日(月) 議会運営委員会視察研修(嘉麻市) 1月22日(金) 在日米軍再編に係る訓練移転に関する要望活動          (東京都千代田区) 1月28日(木) 九州市議会議長会理事会(熊本県玉名市) 1月31日(日) ゆくはしシーサイドハーフマラソン 2月 2日(火) 市議会だより編集委員会 2月 3日(水) 全国広域連携市議会協議会総会(東京都千代田区) 2月 4日(木) 兵庫県川西市議会行政視察 2月 8日(月) 宮崎県えびの市議会行政視察 2月11日(木) 行橋市子ども議会 2月18日(木) 平成28年2月第18回行橋市議会臨時会 2月19日(金) 千葉県野田市議会行政視察 2月26日(金) 議会運営委員会 2月27日(土) 行橋市サッカー場こけら落とし記念式典 2月27日(土) ゆくはし健幸つなぎ隊まつり...